苦手克服への挑戦:2024年日本マスターズ短水路大会3会場での挑戦と成長

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2024年度日本マスターズ水泳短水路大会が終わりました。

今年は3会場、6レースに出場しました。

テーマは『苦手種目に挑戦』です。“挑戦”はこのサイトのテーマであり、わたしの生涯のテーマです。

 

今回の挑戦はこれまで出場したことなかったり、避けてきた種目に出場することです。

特にマスターズ水泳を始めて避けていたバタフライと平泳ぎを中心に、出場経験がなかった種目にエントリーしました。

苦手種目にエントリーすることで、見えてきたこと、感じたことを紹介します。

さらに、短水路シリーズの最大の魅力である、全国各地で開催される点を3会場に出場した経験をもとに伝えていきます。

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 水泳だけでなくスポーツをもっと楽しみたい人
  • マスターズ水泳に興味がある人
  • 現状から一歩踏み出したい人

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4/21 千葉大会 @千葉県国際総合水泳場

千葉大会では200m背泳ぎと100m平泳ぎに出場。

200m背泳ぎは短水路シリーズで唯一出場した得意種目です。

100m平泳ぎは大学時代にリレー要員として泳いだことがある程度でした。

 

この試合は次の門真大会(200mバタフライ)の通過点として位置付けていました。

そのため、練習はバタフライを中心に行っていたので、準備不足ではないか少し不安でした。

200m背泳ぎ

  • 結果:2:21.11(33.10/1:08.57/1:45.12/2:21.11)
  • 目標:2:19.90
  • ベスト:2:22.92(MB), 2:16.68(PB)
    *MB=マスターズベスト, PB=生涯ベスト

目標はここ1年くらい2:20切りを目指していましたが、まだ実力不足でした。

とはいえ、泳いでいる感覚としては良かったです。

隣はマスターズ水泳で背泳ぎをしていたら知らない人はいないのでは?というレジェンド。

隣で泳がせてもらえるのは初めてで、緊張もあり、楽しみでもありました。

 

意識していたことは3つです。

  1. 腕で速く泳ごうとしない
  2. キックのテンポを上げ、ストロークを合わせる
  3. ストロークはキャッチで水をとらえたら、肩甲骨を起点にリカバリー

 

速く泳ぎたい気持ちが強くなると、腕をぶん回してスピードは出ていないのに、エネルギー消費が激しく最後に爆死してしまいます。

そうならないために、上記3点を意識しました。

 

100mあたりまでは意識していたことができて気持ちよく泳げていましたが、少しずつお隣さんに離されていく中で焦りから腕回しが始まってしまいました。

とはいえ、最後まで大きく崩れなかったので目標タイムには及ばなかったけど、マスターズベストが出たと思います。

100m平泳ぎ

  • 結果:1:19.86(38.48/1:19.86)
  • 目標:1:22.00
  • ベスト:なし *長水路のみあり

苦手種目1レース目。

学生時代から比べると一気に練習量が減り、苦手意識がより一層強くなっていた種目です。

 

1:20.0を出したいけどそのためには前半38秒台が必要だけど、レース当時そのタイムを出せる準備はできていなかったので、1:22.0目標でした。

 

意識していたことはたった1つ。

【落ち着いて泳ぎ、しっかり水をとらえる】

 

平泳ぎが苦手な理由は、体重移動がうまくできないからですが、その練習ができないままレースを向かえてしまいました。(バタフライの練習に注力していた)

そのため、まずはストロークもキックも水をしっかりとらえられるよう落ち着いて泳ぐことに集中しました。

 

実際にレースで泳いでみたら、これまで体重移動がうまくできず手足が連動しないような泳ぎだったけど、なんとなく体重移動ができている気がし、気持ちよく泳げました。

タイムも目標を上回り、希望だった1:20を切ることができました。

千葉大会のまとめ

この大会は通過点としていたけど、門真大会に向けてバタフライの練習に比重を置いていたのが結果としてよかったのではないかと考えています。

その理由は、

  1. 体力がつき、前半速く泳いでも後半バテない
  2. ドルフィンキックが少しうまくなった
  3. 体重移動が自然と身についた

千葉大会では一緒に練習しているチームメイトと200m背泳ぎで競ったり、外部の練習会で知り合ったスイマーたちと交流したりと内輪感が強い大会でした。

5/11,12 門真(大阪)大会 @東和薬品RACTABドーム

門真大会では200mバタフライと50m平泳ぎ、4*25m/4*200mのフリーリレーに出場

 

200mバタフライは人生初で、エントリーするまでまさかわたしが挑戦する日が来るとは想像もしていませんでした。

おそらく全種目の中で最も避けていた種目です。

どれだけ練習しても絶対きついし、しんどいし、最後爆死する未来しかないと考えていました。

 

50m平泳ぎは小学生の時に泳いだか、リレー要員として泳いだ記憶しかありません。

200mバタフライ

  • 結果:2:28.39(32.50/1:09.53/1:48.38/2:28.39)
  • 目標:2:29.90
  • ベスト:なし

最後腕が上がらなくなったけど、泳ぎ切れてよかった。

これが泳ぎ切ったときの、最初の気持ちです。

 

【落ち着いて】とにかくその一心でした。

たくさん練習してきても、スタート台に上がる直前まで爆死しないか不安で不安でしかたありませんでした。

いざ泳ぎ始めても初回のターン後浮き上がりで水を飲み、焦りそうになるも【落ち着いて】と言い聞かせ、次のターン後浮き上がりでも水を飲み、それでも【落ち着いて】と言い聞かせ、また次のターン後浮き上がりでも水を飲みさすがに焦りました。

 

それでも、練習してきたから最後まで大きく泳ぎが崩れることなく泳げたと思います。

50m平泳ぎ

  • 結果:37.65
  • 目標:38.5
  • ベスト:39秒くらい?

これは正直、門真大会のおまけのような感じでエントリーしました。

なので割愛します。

門真大会のまとめ

4月から本格的にバタフライの練習に取り組んでいたので、目標タイムを出せて、泳ぎ切れてホッとしました。

 

今回取り組んだこととしては、テクニックを磨くというよりは、単純に経験不足と苦手意識で『速く泳げない。』と思い込んでいると考えていたので、ほとんどすべての練習をバタフライで泳いでいました。

100m*6t*2s(1’40”), 100m*8t(1’40”), 50m*8t*2s(50″)などどんな練習がきてもバタフライ。

心を鬼にして取り組みました。

1-2週間もすると取り組み当初のキツさは減ってきて、‟なんとなく”タイミングの取り方や楽なストロークの仕方などがわかってきました。

 

その“なんとなく”を明確にするために、タイミングを取るためのドリルや片手やスカーリングなど行っていました。

それに加え、週1で200mバタフライ Hardをノルマにしていました。

目的は2つで、①ペース配分を知る②恐怖心をなくす です。

 

今回200mバタフライに挑戦したことで、その後の4*200フリーリレーの200m自由形はラクに感じたし、体力がついたおかげで最後まで全力で泳ぎ切れたと実感しています。

今後のレースでも200mバタフライよりきつい、しんどい種目はないと思っています。

【メンタル強化】【体力付け】に200mバタフライをおすすめします。

 

門真大会では関東の大会では会わない仲間たちに会い、久しぶりに近況報告しあったり、これまでSNS上でしかかかわりがなかった方と交流したり、同じ区分で意識高く頑張っているスイマーと初めて話したりと、遠征試合ならではの交流が多くありました。

こうやって他の地域のスイマーとかかわりを持てることで、全国に何かしらに挑戦している仲間がいることを実感するし、そのつながりがあることで頑張るモチベーションになります。

それがあるからマスターズ水泳って本当に楽しいと感じているし、そのつながりをもっともっと広げていきたいと思っています。

6/2 札幌大会 @札幌市平岸プール

わたしの短水路シリーズ最終戦。

札幌では400m自由形と200m平泳ぎに挑戦。

この2種目を泳ぐことで、マスターズ登録して以降すべての種目に出場したことになります。

苦手種目への挑戦の裏で全種目コンプリートの挑戦もしていました。

400m自由形

  • 結果:4:40.48(1:07.61/2:19.43/3:30.59/4:40.48)
  • 目標:4:40.0
  • ベスト:なし(MB), 4:39.15(PB)

自由形の練習不足でした。

門真大会以降、200m平泳ぎに注力した練習をしていたので、自由形まで手が回りませんでした。

ただ門真大会に向けてバタフライを練習していたので体力はついており、そのおかげで4:40で泳げたと思います。

 

速く泳ぐうえで最も大切にしているボディポジションが下がっており、終始重たい泳ぎになってしまいました。

また、経験値不足からペース配分もPB更新できるようなものではなく、前半からもっと積極的なレース展開をする必要がありました。

400m自由形はちゃんと練習を積んで再挑戦したいです。

200m平泳ぎ

  • 結果:2:48.67(39.47/1:22.93/2:06.12/2:48.67)
  • 目標:2:55.0
  • ベスト:なし

本大会メインレース。

千葉で100m、門真で50mに出場し、いずれもよい感覚で泳げていたので自信をもって臨むことができました。

意識していたことは3つです。

  1. ひとかきひとけりでしっかり伸びる
  2. 25mで8ストローク以内
  3. ストロークをコンパクトにし、リカバリーを素早くすることで体重移動

泳いでいる感覚とタイムは非常に良かったと思います。

 

しかし、課題もありターン時の壁との距離感が全く分からない!!

ほとんどすべてのターンで微妙な距離が生じ、詰まっているようなターンになってしまいました。

これは完全に経験値不足です。

 

もう少し練習を積んで再度挑戦….といいたいところですが、これからしばらくは本業の背泳ぎに注力します。

札幌大会のまとめ

短水路シリーズの集大成として臨んだ試合でした。

4泳法の中で最も苦手意識が強かった平泳ぎもなんとなくですが手ごたえを感じ、これまでほど苦手意識はなくなりました。

さらに個人レース以外にもリレー3本に出場し多忙な試合の中、狙ったレースで結果を出せたのも今後の自信につながりました。

 

札幌は2019年まで住んでおり、今回の大会は古巣からの出場ということで思い入れもあり、久しぶりのチームメンバーと一緒にリレーを泳いだり、レース合間にお話ししたりと【今年も戻ってこれた。】と温かい気持ちになりました。

そして、離れて練習しているけど、いまも頑張り続けている姿勢を見せられたのではないかと思っています。

 

5年も札幌を離れていても、水泳を通じてつながり続けられるのは、本当にマスターズ水泳の醍醐味だと考えています。

まとめ

3大会出場した日本マスターズ短水路大会を通じての“挑戦”の様子と、全国のマスターズスイマーとの交流について紹介しました。

この記事のまとめとともに、3大会を通じての振り返りとさせていただきます。

  • 苦手種目も練習をしっかりすれば克服できる
  • 全国の挑戦を続けるスイマーとつながり、挑戦のモチベーションがさらにUPするのが遠征試合の醍醐味
  • 水泳を通じた“挑戦”のつながりをもっと拡大していきたい

3大会を通じて改めて、水泳を通じて“挑戦”し続けていきたいと感じたとともに、その“挑戦”は1人では不可能で、同じように頑張っている仲間がいるから続けられていると痛感しました。

 

また、これまで苦手意識しかなかったバタフライと平泳ぎに関しても、勝手に“苦手”と思い込んでいただけで、練習していくうちに苦手意識がなくなり、前向きに練習・レースに臨むことができたからこそ狙った結果がついてきました。

つまり“気持ち次第”です。

 

だからこそやったことないこと・過去の自分に“挑戦”し続けたいと考えています。

 

最後に、一緒に“挑戦”の一歩を踏み出しませんか?

あなたの“挑戦”を応援しています。

 

もし練習メニューが知りたい、一緒に練習したいなどあれば、各種SNSのDMよりご質問・ご相談を受けますのでお気軽にご連絡ください。

そのほか、ご質問・ご相談も受けますのでお気軽にご連絡ください。

 

 

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