『自らが挑戦者として泳ぎ続けることで、他の人にも挑戦する勇気や希望を与えたい』を実現するために、会社を辞め自分自身が海外でマスターズ水泳に参加するためにオーストラリアに来ています。
前編では海外の大会に出る魅力を、2025年4月にメルボルンで開催された全豪マスターズの経験をもとに紹介しました。
後編では、具体的にエントリー方法から大会当日の動きや、よくある不安とその解消法について解説します。

この記事は以下のような人におすすめ!
- 海外での水泳大会出場に興味がある人
- 日本のチームから海外の大会参加してみたい人
- 海外の大会出場に対して不安がある人
正直、“知らない”“わからない”が邪魔をしているだけです。
行きたいと、やりたい、その気持ちがあれば誰でも行けます。
実際のエントリー方法
「海外の大会って、手続きが複雑そう…」
と思われがちですが、実はエントリーは3分で完了します。
ここが最大のギャップで、
“出たい気持ちより、手続きが面倒そう”という思い込みがハードルを上げているだけなんです。

世界マスターズのエントリーとは
比べ物にならないくらい簡単です。
エントリー手順
ざっくりステップを紹介すると、
-
大会サイトを開く→Registerから入力開始

-
Webフォームに入力
氏名、所属、住所/電話番号、緊急連絡先、出場種目/エントリータイムなど - 日本のチームから出場の場合は、チーム登録証明を添付 *ここだけ日本と異なる
*日本マスターズの会員ページから取得可能
- カードで支払い
簡単でしょ?
日本でエントリーする時をほとんど同じです。
英語がわからなければ翻訳機能やAIの力を借りればいいんです。

スクショを撮り忘れたので
2026年のエントリー時に更新します。
実例:大会当日の流れ
海外の大会と聞くと「当日どう動けばいいの?」と不安になるかもしれません。
でも実際は、日本の大会とほぼ同じ。
ほんの少しの“違い”に慣れれば、すぐに安心して動けます。
ここでは、2025年に私が出場したメルボルン全豪マスターズを例に、
当日の流れをイメージできるように紹介します。
W-up:ここが最も異なる
オーストラリアの大会と日本の大会の最大の違いはW-upです。
むしろそれ以外はほぼ同じです。
違いは2つ
- W-up時に種目ごとに泳げるレーンが決まっている

実はこれが一番厄介!!
IMをやりたい時、どのレーンで泳げばいいかわからない私は一番空いているレーンもしくはフリーのレーンで泳いでいます。
- 左側通行
ご存知の方もいるかもしれませんが、オーストラリアでは左側通行がマナーです。慣れていないとこれが実は難しい!
泳いでいる時は問題ないけど、ターンがやりにくい
大会によってはW-upの時間が短いことがあるので要注意
これは運営によって変わるけど、メルボルン大会の時は30分しかありませんでした。
「足りなければ、アッププールで泳いでね」ってことなんでしょう。
レース:招集からレースまで
これは日本とほぼ同じ
招集をして、自分のレーンで泳ぐ、退水は次の組みがスタートしたあと横から(役員に従う)
ただし招集はゆるっと終わるので、自分の組とレーンはしっかり覚えておくといいでしょう。
ガチガチに緊張してレースにのぞむより、招集所では同じ組で泳ぐスイマーとの交流を楽しむとより大会を楽しめます。
初めてでも安心できる最大の理由
“わからない”“困っている”と言えば、誰かが必ず助けてくれる。
これがオーストラリアの凄さ。
英語が完璧じゃなくても、ゼスチャーでも十分伝わります。
大会スタッフも参加者も、
「どうしたの?」「大丈夫?」と声をかけてくれます。
そこで「日本から来たんだ!オーストラリアの大会は初めてだからわからないことだらけで困ってる。」って言えば、120%の助けをしてくれます。
そうすれば一気に友達です。
ひとりで来ても、ひとりじゃない。
これがオーストラリアの大会の魅力のひとつです。
初めての海外大会で感じやすい“不安”と、その乗り越え方
海外の大会に興味はあるけれど、
「やってみたい気持ちより、不安のほうが勝つ…」
という方も多いはずです。
でも実は、ほとんどの不安は未知が故に生じる “知るだけで消える” もの。
ここでは、日本のスイマーが特に感じやすい不安を取り上げ、
実際に参加して分かった解決策を紹介します。
英語(語学)の不安
真っ先に考えるのは語学力

余裕で何とかなります
って言うと、あなたは英語ができるからでしょ?
って言われますが、私の英語力は平凡です。
日常生活でよく使う単語と中学英語で十分楽しめます。
自分が泳ぐ種目と組レーンさえわかっていれば、誰かが助けてくれます。
エントリーや大会要項は翻訳機能やAIを使えば十分理解できます。
簡単な英文と伝えたい、理解したい気持ちがあればコミュニケーションも取れます。
日本人ってかなり丁寧な英語教育を受けているから、自分が思っている4割増で英語喋れてるから自信持っていいです。
当日の動きの不安
基本は日本の大会とオーストラリアの大会はほぼ同じです。
違いはこれだけ
- W-up:左側通行、種目別レーン
- 会場:ロッカーがない、土足OKの施設が多い
*施設による
役員が緩いところはあるけれど、文化の違いってことでそれも楽しめます。
ひとり参加の不安
これを感じる人は多いです。
でも、ここがオーストラリア(海外)のマスターズの最大の魅力
“ひとりで来ても、ひとりじゃない”
- 招集所で自然と会話が始まる
- レース後に「Well done!!」で即仲間
- 次の大会で再会 → 一瞬で距離が縮まる
- SNSでもつながりが自然に生まれる

想像しただけで最高じゃない?
オーストラリアが特になのかもしれませんが、交流が好きな人が多いです。
ひとり参加の方が、日本人で群れないからむしろいいかも!?笑
とはいえ、チームで戦う楽しさもあるので、この辺は日本人がチームで海外の大会に出られるように企画したいと思います。
移動やホテルの不安
どこのホテルが便利か、会場までどうやっていくべきか
など大会会場以外での不安はつきもの
オーストラリアの都市はどこも交通インフラが整っており、
空港から市内までもバス・トラム・Uberなどで迷わず移動できます。
ホテルも基本的に街の中心で取れば不便はありません。
さらに必要であれば運営側のサポートも利用できます。
今の時代、携帯である程度調べられるし、
迷ったら街の人に声をかければ、助けてくれます。
“英語が完璧じゃなくても、問題なく旅できる”
これが実際に参加して思った正直な感想です。
費用:実際いくらくらいかかるの?
ここまで読んで、
海外の大会に出る魅力も、
エントリー方法もだいたい分かった。
で、実際いくらくらいかかるの?
と思った方も多いはずです。
ここでは、日本からメルボルン全豪マスターズに出場した場合をイメージして、
ざっくりとした費用感をお伝えします。
あくまで「目安」ですが、
だいたいこれくらいあれば現実的に参加できるというラインです。
【モデルケース】
- 出発:パース *日本からの出発の場合、ここの価格が変わる
- 滞在:5泊6日
- 内容:全豪マスターズ出場+市内観光少し
- 宿泊:メルボルン中心の中価格帯ホテル
大まかな費用項目
- エントリー費
- 交通費
- 宿泊費
- 食費
エントリー費用
まず初めにエントリー費用ですが、
- 登録費:A$100(約1万円)
- 個人種目:A$12.5/種目(約1,250円)
- リレー:A$25/レース(約2,500円)
登録費が高めですが、1種目ごとの費用は日本より安いです。
これは何mの種目でも一律同じ金額です。
個人種目は最大13種目、出場できるので登録費と合わせて最大A$262.5ですね。
リレーがあれば、そこに加えてリレー代が入ります。
私は個人4種目、リレーはチームが出してくれたので、エントリー費はA$150(約1.5万円)でした。
交通費
私はパースに住んでいるので、パース↔︎メルボルンでしたのでA$450(約4.5万円)くらいでした。
時期と出発地にもよりますが、東京からであれば約10万円くらいで往復できます。

参考までに
私はTrip.comをよく使います
さらに、現地の交通費として、7日間使い放題の公共交通機関チケットがA$50(約5,000
円)でした。
メルボルンは公共交通機関が発達しているので、バス、電車、トラムで概ねどこでも行けます。
メルボルンの交通事情についてはこちら
宿泊費
私はアパートのようなところに5泊6日でA$525(約5.3万円)でした。
1泊1〜1.5万くらいのところが多いです。
個人的には大会の時はキッチンや洗濯機が付いているアパートタイプが好きです。
宿泊先は空港・会場へのアクセス、周囲の環境(治安、買い物など)を考慮して選びます。
あとは複数部屋あるアパートを何人かで予約するのもオススメです。
チームメイトはこのタイプで宿泊する人が多かったです。


食費
外食すると1食A$20程度、出来合いのものを買うとA$10弱くらいです。
正確には覚えていませんが、だいたいA$100〜150(約1-1.5万円)くらいだった気がします。
アパートにキッチンがついていたので、外食はチームメイトと行く時やレース後の観光時にしただけです。
それ以外は自炊か出来合いのものを食べていました。
プレゼンテーションディナーはA$90(約9,000円)です。
合計
ざっくりの合計ですが
- エントリー:1.5万円
- 交通費:5.0万円(航空券+現地公共交通機関)
- 宿泊費:5.3万円(5泊6日)
- 食費:2.5万円(プレゼンテーションディナー込)
合計で約15万円です。
日本発であれば+5万円、もっとたくさん泳ぎたければ+5,000円くらいだとして約20万円くらいです。
レンジとしては20-25万円くらいが平均的な費用です。
もちろん、安い金額ではありません。
けれど、
- 普通の海外旅行
- ただの観光ツアー
- 日本のマスターズ水泳大会
では得られない、
- 海外のスイマーと一緒に戦う経験
- 「またどこかで会おうね」と言える仲間との出会い
- 何年経っても語れる“あのときの大会”という物語
まで含めて考えると、
数十万円で、一生モノの経験とつながりが手に入るって、
正直かなりコスパ良くないですか?
まとめ
今回は前後編に分けて、海外マスターズ大会に出場基礎ガイドを紹介しました。
前編では【海外の大会に出場する魅力】
後編では【エントリー手順、大会詳細】として、具体例をもとに出場の手順を解説しています。
かなり細かく書いたので、これを見れば簡単にエントリーできるし、大会の様子や費用感などもイメージできるかと思います。
あとは『やるかどうか!!』
好きな本のひとつ『DIE WITH ZERO』からの引用ですが、
早く経験に投資すればするほど、得られるリターンは多くなる
経験は株式投資の配当金のように、“複利”で価値が増えていきます。
つまり、20歳で得た経験と65歳で得た経験は同じ経験でもその後の価値が大きく異なります。
だからこそ、一刻も早くたくさんの経験をし、人生の価値を高めていくべきです。
この記事のまとめです。
- エントリーは意外と簡単、たった3分で完了
- 大会当日はほぼ日本の大会と同じ
- たった数十万で一生モノの経験とつながりを得られる
2026年の全豪マスターズブリスベン大会について
ここまで読んで、海外でマスターズの大会に出ることに興味を持ってくださった方へ
来年2026年4月28日〜5月3日に開催される、2026 MSA National Championships 2026 Brisbaneに参加してみませんか?
来年は久しぶりの短水路開催で、これまでにはない種目もあります。

ここまで読んでも、実際行ってみたいけど
- やっぱり自分でエントリーは….
- ひとりじゃ不安….
- みんなでリレーも出てみたい….
なんて声ありませんか?
日本のチームで2026 MSA National Championships 2026 Brisbaneに出場できる企画を考えています。
詳細は公式LINEにて案内予定です。
そのほかにも海外、主にオーストラリアの大会、OWS情報やスイムキャンプ、大会出場のツアー企画情報を発信しています。
世界マスターズの情報も開示されたら案内予定です。
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