なぜ海外にこだわるのか?オーストラリアでのスイム合宿から学んだこと

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自らが挑戦者として泳ぎ続けることで、他の人にも挑戦する勇気や希望を与えたい』を実現するために、会社を辞めオーストラリアに来ていますが、なぜオーストラリアだったのか?国内でも実現できたのでは?と周囲の人から言われました。

海外、特にオーストラリアにこだわる理由があるので、過去の経験をもとに紹介します。

そして、何歳になっても新しい経験をしたり、新しいことに挑戦したいと思う人を後押しします。

 

またその経験や挑戦の選択肢の一つとして、海外やオーストラリアで行いたいという人がいたら一緒に挑戦しましょう。

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 海外での新しい経験や挑戦に興味がある人
  • 海外でのスポーツ合宿や大会出場に興味がある人または選手の家族、コーチ
  • 何か新しいことを始めてみたり、挑戦したいけど一歩踏み出せない人
  • 時間とお金に余裕がある旅行好きなマスターズスイマー
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オーストラリアでのスイム合宿体験

小学6年の時にオーストラリアのゴールドコーストでのスイム合宿に参加しました。

これは所属していたスイミングチームが加盟している水泳連盟が当時、行なっていたプログラムのひとつです。

 

覚えている限りプログラムは2つあり、ひとつはわたしが参加した『オーストラリアでの10日程度のスイム合宿』。

もうひとつがオーストラリアとサイパンから選手を招待し大会出場・ホームステイ受け入れ・合同練習を行うものでした。

 

ホームステイの受け入れも行い、約2週間わたしが所属するスイミングで一緒に練習したり、一緒に小学校に登校し授業を受けたりしました。

この2つの経験が今、わたしをオーストラリアに連れてきています。

その理由は3つあります。

水泳という共通言語を通じて、言語の壁を超えて繋がることができた

わたしがオーストラリアでのスイム合宿に参加したのは小学6年生の時でした。

今ほど英語の授業が組み込まれていない中、日常で聞く和製英語くらいしか英語に触れた機会はありませんでした。

 

そんな中、オーストラリアでのスイム合宿に参加したのには理由があります。

  1. イアン・ソープに憧れていたから
  2. 同年代のオーストラリア・サイパンからの招待選手が圧倒的に速くどんな練習をしているか気になったから
  3. 未知の世界・新しいことへの挑戦に対して好奇心旺盛だったから

 

今思えば、英語もほとんどできない中、怖いもの知らずでよく参加したなと思います。

 

でも実際にオーストラリアに行って、現地の同年代のスイマーと一緒に練習したからこそ感じたことがあります。

むしろ英語が全くと言っていいほどできなかったからこそ強く感じられたと思います。

 

それは“水泳”が共通言語となり、言葉の壁を取り除いてくれるということです。

 

水泳は、技術を向上させ、速く泳げるようにするという共通の目標がありました。

そのため練習メニューの内容が分からなければ、積極的に聞き、相手も理解できるよう簡単な英語やジャスチャーを通じて伝えてくれます。

また、泳ぎ方や考え方など、多くのことを共有することができました。

そして、キツイ練習を一緒に乗り越えた後には、なんとも言えない達成感を一緒に味わうことができます。

 

この経験を通じて、私は言語の壁を超えて人と繋がることの楽しさや喜びを学びました。それは、今でも私の人生において大きな影響を与えています。

この言葉以上に通じ合える瞬間が忘れられず、“海外”で大好きな“水泳”を通じて、『自らが挑戦者として泳ぎ続けることで、他の人にも挑戦する勇気や希望を与えたい』と思い、原点であるオーストラリアで活動をはじめました。

異なる環境、練習スタイル、練習時間の中でタフなメンタルがついた

オーストラリアでのスイム合宿は、初めて両親と離れて海外、オーストラリアに来ました。

国内でのスイム合宿経験はあったが、海外では初めてでした。

連盟主催のプログラムのため、いつも一緒に練習していた地元のチームメンバーもいません。

もちろんコーチも知らないコーチです。

 

ほぼ見ず知らずの大人や他チームのスイマーと全くの異国の地でのトレーニングでした。

 

環境だけでなく、練習メニューもいつもと違うコーチが作成するので普段と違い分からないことも多く、練習時間も異なり早朝と夕方の2部練習でした。

 

何よりきつかったのが早朝練習と食事です。

日が昇る前の暗い時間で眠たいし、水は冷たいし、そんな状況でも現地の選手は当たり前のように練習に来て速くなるために頑張っていました。

また食事もThe欧米食という感じで、チップスや揚げ物などのヘビーな食事や主食はパンが多く、ハードな練習の後になかなか食べる気になりませんでした。

 

とはいえ、同じ環境で同年代のスイマーが頑張っていたり、それをこなしているから同年代でも自分より速く泳いでいる選手がいるということが、負けず嫌いのわたしにとってはとても刺激的でした。

 

だからこそ、どんな環境でも乗り越えたい、乗り越えられるというタフなメンタルの基礎が出来上がったと思っています。

 

海外という慣れない土地に身を置いた経験は、なんとかしたい!乗り越えたい!!という気持ちが強く働きました。

そしてそれを乗り越えることができたからこそ、不安もあるけど挑戦し続けたいと常に感じ、その先に成長があると考えています。

 

だからこそ今でも挑戦し続け、その壁が高ければ高いほど面白いと感じています。

ホストファミリーとの交流/ホストファミリーとしての交流

オーストラリアでのスイム合宿では、ホストファミリーとの交流も大きな経験となりました。

英語がほとんどできない私を受け入れてくれたホストファミリーは非常に親切で、慣れない地での不安や心配を取り除き、オーストラリアでの生活を楽しませようとしてくれました。

そして、実際に彼らと生活をすることで、異文化に対する理解が深まりました。

 

また、ホストファミリーとしてサイパンのスイマーを受け入れた際は、日本のことを知ってもらおう、不安なく日本を楽しんでもらおうとすることで、水泳だけのつながり以上により理解し合えたと感じています。

 

海外で実際に経験し感じることで、日本では得られない経験をできると実感しています。

だからこそ“海外”にこだわって、やりたい事の実現に向けて活動しました。

 

ひとつだけ残念なことは、当時は今ほどインターネットが普及しておらず、SNSやメールでつながるのではなく、手紙のやり取りしかできず、今となってはすでにつながりが途絶えてしまったことです。

一度だけ、サイパンに会いにいきましたが、お互いの進学や就職を機に疎遠になってしまったことが心残りです。

2回の世界マスターズ水泳大会を通して再認識

ずっと興味があったけど踏み出しきれていなかった『“海外”で“水泳”関連のことをしたい』という夢。

具体的にどんなことをしたいのか、何ができるのか、そんなことを考えては『どうせできない』『リスクが高すぎる』と目を背けていたやりたいこと。

 

そんなつまらない現実思考に終止符を打ち、小学生の頃に感じていたワクワクや好奇心を思い出させてくれたのが2回の世界マスターズ出場の経験でした。

海外選手との関わり

再度、挑戦したい気持ちを奮い立たせたのは、世界マスターズで海外のマスターズスイマーと関わり、2年に1回の世界大会だけでなく、もっと関わりを強くしていきたい、その選手の地元で泳いでみたいと思うようになりました。

 

“海外”と“水泳”が好きだからこそ、水泳という共通言語を通じて繋がりを広げたい。

 

小学生の時のようにリスクや不安を超えて、好奇心赴くままに挑戦してみようと決心できました。

何より、心がワクワクしたり、やってて生き生きしている感がない生きるためのお金を稼ぐためだけに、死んだ目をした魚のように働いている自分が嫌いでした。

 

そんな自分を変える挑戦でもあります。

上記写真の2人は、2023年福岡大会、2024年ドーハ大会で再会できた選手です。

1,2枚目の選手は2024年ドーハ大会の時に写真を撮り、SNSを交換したらたまたま2023年福岡大会でも一緒に写真を撮っていた選手でした。

 

そんな出会いや繋がりができたからこそ、その選手の地元の大会に出てみたいし、世界大会には出場していないけどその国で大会に出ているマスターズスイマーと繋がりを広げていきたいと考えています。

まとめ

今回の記事では『自らが挑戦者として泳ぎ続けることで、他の人にも挑戦する勇気や希望を与えたい』を実現するために、、なぜ海外、特にオーストラリアにこだわったのか、過去の経験をもとに紹介しました。

 

そして、新しい経験や挑戦の場の選択肢の一つとして、海外やオーストラリアに興味を持つきっかけになればと考えています。

この記事のまとめです。

  • 水泳(スポーツ)という共通言語を通じて、言語の壁を超えて繋がることができる

  • オーストラリアでのスイム合宿でメンタルがタフになり、視野や価値観が広がった
  • 水泳(スポーツ)という共通言語を通じて繋がる喜びを多くの人に経験してもらいたい

挑戦の場は日本国内だけではありません。海外での経験は何倍もの経験値を得ることができるし、価値観や視野が大きく広がります。

 

今はまだ日本から海外の大会のエントリーやマスターズ登録の方法が整理されていません。

まずはオーストラリアから確立させていきます。

一緒に海外で合宿したり、大会に出てみませんか?

 

そんな場を作れるよう、オーストラリアで武者修行しています。

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